ゴマの栽培

国産のゴマは高級料亭でしか食べられなくなり、市販されているのはほとんど輸入品です。私たちは一昨年からゴマを栽培し、その香りのよさとおいしさに驚いています。皆さんも自家製のゴマをつくってみてください。

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タネまきの適期は5月上旬〜6月下旬です。
元肥として、12あたり50g程度の有機配合肥料を土とよく混ぜて、1週間後に畝の土を平らにならしてすじまきにします。覆土はタネが見え隠れする程度にし、鍬でていねいに押さえます。

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草丈が7pくらいに伸びたときに10p間隔に、15pくらいに伸びたときに20〜25p間隔に間引きます。背が高くなってきたら四隅に支柱を立て、まわりに縄などを巡らせ、倒れないように支えてやります。

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収穫は上部のサヤと下部のサヤとで熟期に幅があり、8月下旬〜9月中旬に下葉が黄変し、下部のサヤが2〜3個割れ始めた頃、朝露のある朝か夕方に、ゴマがこぼれないように気を付けて根元から刈り取ります。

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刈り取った後は、こぼれるゴマが受けられるようにシートなどを敷いた上に広げ、雨の当たらないところで乾燥させます(こんな感じに)

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十分に乾燥したら、叩いてゴマ粒を落とします。その後、ゴミなどを取り除き、さらに水洗いして細かな石や汚れを取り除き、しっかり乾燥させてからカンなどに保存します。