栽培する野菜の選び方

手入れのやさしい野菜から選ぶこと

 はじめて野菜を栽培しようとする場合は、手入れの比較的やさしいものから栽培し、順次難しいものに挑戦しましょう。

 たとえば、サツマイモは苗を植えてしまえば、そのまま収穫までほとんど管理しなくてもある程度の収量が上げられます。ホウレンソウ、コマツナ、スイートコーン、エダマメなども管理が楽な作物です。
 また、少し丹精すればトマト、ナス、キュウリ、ピーマンなども栽培することができます。

 しかし、いくら好物でも栽培の難しいメロンなどに挑戦するのは、もう少し野菜づくりの実践を積んでからにしましょう。
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病害虫に強い野菜を選ぶこと

 自家菜園の野菜は商品として販売しないので、ある程度の病害虫の被害は許されますが、致命的な打撃はうけないように比較的病害虫に強い野菜を選びましょう。

 サツマイモ、サトイモ、ナス、ゴーヤ、インゲン、オクラなどは比較的病害虫に強いのですが、トマト、キュウリなどを無農薬で栽培することは難しく、最小限の農薬を散布しないと収穫できない場面もでてきます。

 やむをえず農薬を使う場合は、必ず説明書を読んでください。
 また、病気にかかった株は早いうちに引き抜いて捨てる勇気も必要です。


観察して面白い野菜を選ぶこと

 野菜にはいろいろな種類があります。トマト、キュウリ、ナスなどは苗のときから蕾ができ、次々に花を咲かせてやがて実がなるといった変化があって面白い野菜です。

 また、カボチャやスイカなどは雄花と雌花が別々に咲きますし、オクラのように美しい花を咲かせる野菜もあります。また、ラッカセイのように不思議な習性をもったものもあります。

 野菜づくりには、子供たちといっしょに観察して植物の不思議にふれる楽しみもあるので、面白い野菜を選んで栽培してみましょう。