ペリー艦隊日本遠征記 上下巻

 

一門の大砲も火を噴かず。外交交渉の火花が散る!

二枚腰でねばる日本、補給路を断たれたペリー、暗闘するオランダ、イギリス、追いすがるロシア……

押し寄せる列強の圧力を前に、日本はなぜアメリカを選んだのか?現代日本の出発点がここにある!

 

(全図版収録)       詳細ページへ

 

 

 

[上巻の内容]

ペリー艦隊、日本へ/大西洋を越えて/喜望峰をめざして/インド洋を東南アジアへ/中国海域へ入る/中国を離れ琉球へ/大琉球島那覇への初訪問/大琉球島奥地踏査/琉球王宮を訪問/ボニン(小笠原)諸島の踏査/ふたたび大琉球島那覇/第1回日本訪問――江戸湾の10日間

[下巻の内容]

3度目の琉球訪問/中国海域のペリー艦隊/4度目の琉球訪問/日本再訪/横浜上陸/日米和親条約(神奈川条約)の調印/江戸湾を離れ下田へ/下田滞在、箱館へ/箱館訪問/松前藩との会見、下田で付加条項合意/琉球と協約を結ぶ――日本遠征の終了/日米和親条約の批准交換

アメリカ議会上院文書所収の原典全3巻(第1巻本編、第2~3巻付録)のうち、日米和親条約締結にいたるペリー日本来航の経緯をすべて記録した第1巻(米国議会刊、1856年)の完全翻訳版。

編訳:オフィス宮崎

解説:加藤祐三(横浜市立大学名誉教授・元学長)

   伊藤久子(元横浜開港資料館調査研究員)

判型:四六判 上製

上下巻・各3,300円(税込)

総頁:上巻604ページ・下巻536ページ

発行:2009年4月28