夏野菜の中では一番低温に弱く、植え付けは気温10℃、地温15℃を保てる5月中旬が適期です。それ以前に苗を植え付ける場合は、少し保温をしてやりましょう。 私はいつも古いビニールの肥料袋を半分に切り、苗のまわりに4本の棒を立てたところにかぶせて保温しています。植え付ける苗は1番花開花直前の苗です。
1番花の枝とその下から出た2〜3本の枝を残して整枝します。成育中は混み合う枝を間引いたり余分な葉は適宜摘み取り、日当たりと風通しを良くします。
ピーマン、シシトウは各節ごとに花を咲かせ、次々と実をつけ収穫できます。6〜8月は花が咲いてから約20日、9月以降は約30日が収穫の目安です。カラーピーマンは50〜60日と収穫に長期間かかりますので、あせらずゆっくり育てましょう。 シシトウの甘味品種でもときどき辛味がでることがあります。これは、品種によることもありますが、水不足のときにも起こるので気をつけましょう。
トマトと同様に、ピーマンにもカルシウム不足による「尻腐れ病」が発生することがあります。 発生した場合はトマトに準じて、葉全面に塩化カルシウムを葉面散布してやりましょう。