キャベツのお手入れ
8月
タネまきは8月上旬に

 キャベツのタネの寿命は短いので、毎年新しいタネを購入します。
 発芽適温は15〜20℃です。キャベツの根は再生力が強く乾燥にも耐えるので、苗を育て本葉4〜6枚の頃に畑に定植する方法をとります。

 畑の片隅に畝幅1〜1.2mの苗床をつくり、畝と並行に10cm間隔にすじを切り、そのすじに1cm間隔でタネをまきうすく覆土します。タネまき後は、カンレイシャ(寒冷紗)を直接かぶせ地温の上昇と乾燥、そして雨に叩かれるのを防ぎます。

 発芽後はカンレイシャを取り除き、混み合った苗を間引きし、本葉4〜6枚(タネまき後30〜40日)になれば、畑に株間40〜45cmくらいで浅植えにします。

 植え付け時期は、品種にもよりますが8月下旬〜9月上旬です。植え付け時の要領はハクサイに準じます。

 なお、苗の植え付け1週間前に、スコップなどで苗の根を少し切ると、細根が出て活着しやすい苗になるので試してみてください。

 

9月
追肥は苗の植え付け2週間後と本葉15〜20枚の頃

 9月上旬に、本葉4〜6枚の苗を40〜45cm間隔に浅植えにします。
 植え付け時の要領はハクサイに準じますが、ハクサイに比べて肥料を多く必要とする野菜です。

 しっかりとかたくしまった球ができるには、20枚以上の外葉(展開葉)がつくられていることが必要です。このため植え付けの15日後に、1回目の追肥として、株と株の間に有機配合肥料(化成肥料と有機肥料を混ぜ合わせた肥料)を102当たり1.5s与えて土と混ぜ合わせます。

 2回目の追肥はその約2週間後、本葉15〜20枚の頃に、株と株の間に有機配合肥料を102当たり1sを与えます。


10月
2回目の追肥のタイミング

 2回目の追肥は、本葉15〜20枚の頃、苗の植え付け後1ヵ月くらい(10月初め)に、畑102当たり1sの有機配合肥料を株と株の間に与えます。

 遅れた場合でも、結球し始めるまでには必ず済ませます。


11月
収穫は遅らせない

 球を押さえてみて、堅くしまったものから順次収穫します。

 収穫が遅れると球がいたんだり割れたりすることがあります。


12月
収穫後、畑で防寒して保存

 収穫しないまま、畑で冬越しさせるのはほとんど無理です。

 また、収穫適期を過ぎると球がはじけて割れてしまうことがあるので、外葉をつけたまま収穫し、畑の隅に集めて寒冷紗(かんれいしゃ)や不織布(ふしょくふ=マット状にした布様資材)などで簡単な防寒をして保存します。

 

 
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