大阪シロナのお手入れ
9月
10日間隔くらいにタネをまく

 関西では、菜っ葉といえば大阪シロナといわれるほど昔からさかんに栽培されてきました。油揚げと煮るなど煮物に使うことが多く、用途が限られているため年々消費が減少していますが、淡泊なくせのない味を好む人も多く、大阪の菜っ葉の代表として重要な野菜です。

 タネは一度にまかないで、9〜10月の間、10日間隔くらいにずらしてまけば、長く収穫することができます。

 80〜90cmの畝幅に20cmほどの間隔で縦に浅い溝を切り、そこへすじまきにします。タネが見え隠れする程度に覆土しクワで軽く押さえます。

 タネまき後たっぷりかん水し、発芽をそろえて均一に生育させます。なお、まだ温度が高く乾燥しやすい9月初めにタネをまいたときは、覆土した後にカンレイシャ(寒冷紗)を畝全面にかぶせると、発芽しやすくなります。発芽してきたら、日が落ちてからカンレイシャを取り除きます。

 発芽後、双葉が開き本葉が出始めた頃に弱い苗などを間引き、4〜5cm間隔にします。

 

3月
タネの大きさ別にまく

 3月中旬からタネをまくことができます。

 一度に多くの面積にまかず、10日間隔くらいで何回かに分けてまきましょう。
 こうすると次々に育って長期間収穫できます。タネまき後はたっぷりかん水します。

 ちょっと面倒ですが、購入したタネを1.7o、1.4o、1.18oのふるいに通して大粒、中粒、小粒に選りわけ、それらを別々にまくと、タネの大きさによって生長速度が違い、収穫時期を意図的にずらすことができます。一度試してみてください。

 

 
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