苗の植え付け適期は、平均気温が20℃以上になる頃、5月中旬以降です。
茎が太く、わき芽(葉と茎のつけ根のところの芽)が出ている、適度の軟らかさがある、葉柄(葉についている茎)が短い、葉が広くて厚いものが良い苗です。さらに、長さが25〜30cmで5節以上あり、葉が7枚以上ついているものを購入し、すぐに植え付けます。
植え方は、4節を土の深さ5cm程度のところに水平に埋め込みます(水平植え)。そのとき、苗全部を埋め込まないで、必ず苗の3分の1は地表に出しておきます。マルチ栽培の場合は、水平植えは少し難しいので、ななめに差し込むようにして植えます(ななめ植え)。
サツマイモは、窒素肥料や土中の水分が多すぎたり、通気の悪い土に植えると、芋が肥らず「つるぼけ」になりやすいといわれています。その畑で以前作っていた野菜の栽培状況を見ておき、肥料の残り具合を考えたり、マルチを張ったり、粘土質の土での栽培を避けるなどといった注意が必要です。
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