サツマイモのお手入れ
5月
良い苗を購入する

 苗の植え付け適期は、平均気温が20℃以上になる頃、5月中旬以降です。

 茎が太く、わき芽(葉と茎のつけ根のところの芽)が出ている、適度の軟らかさがある、葉柄(葉についている茎)が短い、葉が広くて厚いものが良い苗です。さらに、長さが25〜30cmで5節以上あり、葉が7枚以上ついているものを購入し、すぐに植え付けます。

 植え方は、4節を土の深さ5cm程度のところに水平に埋め込みます(水平植え)。そのとき、苗全部を埋め込まないで、必ず苗の3分の1は地表に出しておきます。マルチ栽培の場合は、水平植えは少し難しいので、ななめに差し込むようにして植えます(ななめ植え)

 サツマイモは、窒素肥料や土中の水分が多すぎたり、通気の悪い土に植えると、芋が肥らず「つるぼけ」になりやすいといわれています。その畑で以前作っていた野菜の栽培状況を見ておき、肥料の残り具合を考えたり、マルチを張ったり、粘土質の土での栽培を避けるなどといった注意が必要です。

 

10月
収穫のタイミングと保存

 苗を植え付けてから120〜150日後が収穫の適期です。サツマイモの収穫までに必要な積算温度(1日の平均気温×日数)は3000℃です。
 年によって少しは違いますが、5月〜9月の平均気温を20℃と考えて、植え付けた日から収穫の日を計算してみてください。

 なお、収穫するときにイモにキズをつけてしまうとそこから腐りが広がるので、キズを付けないようにていねいに掘りましょう。
 キズの付いたものは早めに食べ、保存するものは少し日陰で干してから、一つずつ新聞紙にくるんでダンボールの箱に入れ、直射日光の当たらないところにおきます。保存する適温は13〜15℃なので、冷蔵庫に入れて保存するのは禁物です。

 

 
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