まずナスの剪定について。実がついたら実の上の葉を1枚残して摘心し、この実を収穫した時に、最も勢いのよい枝を残し、できるだけ主枝に近い枝まで切り戻すとコンパクトな形になります。
また、古くなった葉や、実に傷をつけそうな葉、勢いの弱い枝、つぼみを持たない枝、混みすぎている枝や葉を取り除いて日当たりと風通しをよくします。
ナスは肥料食いです。肥料を切らさないように追肥をこまめに与える必要があります。花が茎の先端近くに咲いたり、葉が黄色がかってくるのは肥料不足です。追肥は10日〜15日間隔を目安に、1株あたり30g程度の化成肥料を株のまわりに与えます。
花が咲いてから15〜20日で収穫できます。1個の重さが80gくらいのときに収穫しないと、その後の花付きが悪くなります。千両ナスで1株100〜150個くらいの収穫を目標にします。
日中、温度の高い時間に収穫すると鮮度が落ちるので、朝か夕方に収穫しましょう。ナスを栽培する農家では、毎朝日の出前までに収穫をすませています。
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