キュウリのお手入れ
4月
苗の植え付け

 本葉3〜3.5枚程度の苗が標準的な植え付け適期の苗です。

 定植前のポットにたっぷり水をかけてから苗を植え付けます。なお、畑に直接、タネをまいて育てることも可能です。


5月
子づる、孫づるに実をつける

 キュウリは雄花と雌花が別々に咲く野菜です。親づるには飛び飛びにしか雌花がつきませんが、子づる、孫づるには第1節に必ず雌花がつきます。この雌花を育てるために、子づる、孫づるの第一節の次ぎに出る2枚の葉を残して摘心します。

 親づるの株元から30cm程度の高さ(1〜5節)までに出る子づると花は、早めに取り除くほうがしっかりとした株になります。

 親づるに3割、子づる、孫づるに7割程度の実をつけ、1本の株で25本程度の収穫を目標にします。


6月
収穫は長さが約20cmのころに

 キュウリは雨で跳ねあがった土が葉の裏側につくと病気が発生しやすくなるので、土が跳ね上がらないように株元に敷きわらをしてやりましょう。敷きわらは地温の上昇を防ぎ、根を保護する効果もあります。

 1回目の追肥は、収穫がはじまってから10日目くらいです。その後は10〜15日間隔に1m2あたり30g程度の化成肥料を与えます。
 肥料切れを起こすと「ベト病」などの病気が出やすくなるので気をつけます。

 花が咲いてから10日前後で収穫できます。実の長さ約20cm、重さ90〜110gを目安にし、午前中の涼しいうちに収穫します。1日1回の収穫が基本ですが、最盛期には朝夕の2回収穫しなければならない場合もあります。

 水不足や肥料不足、葉が病気で枯れたり、根が痛むと実が曲がったり、先が細くなったり、苦味のあるキュウリができます。


 
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