イチゴのお手入れ
10月
苗選びと植え付けのコツ

 イチゴほど苗の良し悪しがその後の生育に影響する野菜はありません。
 10月中〜下旬に苗の芯(芽)の部分が太く、本葉5〜6枚の充実した苗を、幅広の1.2mの畝に、間隔(株間)20pで2条に植え付けます。

 このとき、ランナーの出ているほうを畝の中央に向けて植えると、翌春、果実は通路側につくようになります。植え付けの深さは、芽(クラウン)が土中に埋まらないように浅植えにします。

 苗は乾燥に弱いので、植え付けたときにたっぷりかん水し、その後も土が乾きすぎないように注意します。

 なお、イチゴはたいへん根痛みしやすいので、肥料が直接根にあたらないように、元肥は畝全面に混ぜないで畝の真ん中に筋を切って入れ、土を埋めもどします。元肥として油かすを畑102当たり2s与えます。



2月
追肥とマルチ

 2月上旬に102あたり1s程度の有機配合肥料を株と株の間に与えます。

 さらに、2月下旬〜3月上旬に、畝全面に黒いマルチを張り、苗のところをカッターで少し切り、イチゴの葉(株)をていねいに引き出します。

 こうしてやると、春からの生育がより促進され、雑草防止にも役立ちます。また、果実に土がつかず美しい実を収穫することができます。



 
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