ハーブのお手入れ
9月
タネまきとさし芽の時期

 良い香りの植物で、「料理に利用できるもの」「薬用に利用できるもの」を一般的にハーブと言っています。シソ、ミツバ、ワサビ、サンショウなど日本古来の香りを楽しむ植物もハーブの中に含めます。

 現在、広く栽培されているハーブ類の中で9〜10月にタネから育てるものにカモミール、ミント類などがあり、さし芽によって育てるものにラベンダー、ローズマリーなどがあります。

カモミール
 春まきも可能ですが、秋まき(9〜10月)が適しています。直まきするか育苗箱にタネをまいて苗を育てます。タネまき後の覆土はおこないません。7〜10日で発芽します。
 直まきの場合は、発芽したら15〜20cm間隔になるよう間引き、間引いた苗は発芽しないところに補植します。育苗したときには本葉3〜4枚の頃に植え付けます。

ミント類
 春まき(4〜5月)と秋まき(9〜10月)の年2回可能です。タネはとても小さいので育苗箱にばらまきし、発芽まで底面から吸水させ、タネの上から直接水をかけないようにします。覆土はおこないません。タネまき後約2週間で発芽します。
 発芽後は適宜間引きをします。本葉3〜4枚の頃、15〜20cm間隔(株間)に植え付けます。なお、ミント類は水はけと日当たりのよい場所を好みます。

ローズマリー
 ローズマリーのさし芽は春(4〜5月)と秋(9〜10月)の年2回可能ですが、秋ざしが作りやすいでしょう。さし芽はできるだけ涼しい場所におき、乾かさないように管理します。
 発根が遅いので、必ず発根していることを確認してから、排水と風通しのよいところを選んで30cm間隔(株間)に植え付けます。

ラベンダー
 ラベンダーのさし芽も春と秋の年2回できますが秋ざしが適しています。さし芽後3〜4週間で、十分発根したものを30cm間隔(株間)に植え付けます。ラベンダーは湿害に弱いので、できるだけ高畝にします。


photo by 青木繁伸

 

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