マツのお手入れ
5月
みどり摘み

 マツ類の剪定時期は5月上旬の「みどり摘み」と11月下旬以降の「古葉とり(もみあげ)」の年2回です。

 「みどり摘み」というのは、春から伸びた新しい枝を葉が伸びるまでに取り除くことで、生長を抑える作業です。マツの枝先に数本のみどりが発生するので、長いみどりを基部から摘み取り3本くらいを残します。さらに残したみどりも長さを見て途中から摘み取り伸び過ぎを防ぎます。

 

Photo by (c)Tomo.Yun

11月
古葉とり

 年に2回のマツの手入れ。そろそろ「古葉とり(もみあげ)」の時期です。

 「古葉とり」をするときには、まず、枯れ枝やからみ枝、込みすぎた枝、伸びすぎた枝を間引き、枝ぶりを整理します。

 その後で、古くなった葉を指先でていねいに取っていきます。枝の先端部分を大きく伸ばしたい場合は先端の葉だけを残し、後の葉はすべて取ります。
 長く伸びすぎた枝の途中から新しい枝を出したい場合は、その枝の先端と中間の葉を残し、その間にある葉と枝の付けねにある葉は取ります。いずれの場合も、1枝に10〜15本を目安に葉を残します。

 「古葉とり」は1本のマツで2〜3日かかる作業です。秋の日差しをたっぷり浴びながら、あわてず、のんびりとやりましょう。

 

 
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