観葉植物
6月
植え替え

 観葉植物とは主に葉を楽しむ植物のことをいいますが、一般に日照不足にも耐え、形、色彩も変化に富み、室内装飾に適している植物のことをさしています。
 室内の空気を浄化し心もなごませるので、鉢植えを購入してお部屋を緑いっぱいに飾ってみましょう。

 すでに観葉植物を持っておられる方で、大切に育てているのにいつまでたっても大きくならなかったり、ある時期から急に元気がなくなってきたような場合は植え替えが必要です。原因は冬のかん水や施肥の失敗の場合もありますし、根が鉢いっぱいになって根詰まりし、肥料不足や排水不良を起こしていることもあります。鉢と観葉植物のバランスを考えながら新しい土に植え替えてやりましょう。

 基本的には一回り大きな鉢を使い、前に植えられていたのと同じ種類の新しい土に植え替えてやります。同じ大きさの鉢で根を切りつめたい場合や根腐れがひどい場合は、肥料分の少ない排水のよい土に植え替え、さらに活着するまで明るい日陰で育ててやります。
 元気になれば室内に取り入れ、肥料を与えます。


7月
夏の管理
 大きな鉢植えのゴムノキやドラセナで、下の葉が落ちてしまい先端の葉だけが残っている見苦しいものはありませんか。梅雨のころが観葉植物のさし木や取り木の時期です。

 ゴムノキのさし木は、緑色の若い枝に葉1〜2枚を付けて切ります。切り取った枝の切り口をミズゴケで固く包んで輪ゴムでしっかりと止め、空鉢に並べてミズゴケが乾かないように発根まで管理します。

 ドラセナの天芽(てんめ)ざしは、先端の若い茎を切りゴムノキと同様の管理をします。

 観葉植物だからといって、いくら暑くてもよいというわけではありません。30℃を超すような暑さは好ましくなく、窓を開けて風通しをよくしたり、直射光線を避け、窓辺のものはレースのカーテンなど日除けが必要です。ときどき葉に霧吹きで水をかけてやりましょう。クーラーの冷気が直接当たるところも避けてください。

 また、鉢の土の温度が高くなると根の活動が鈍くなるので、肥料はうすい液体肥料程度にとどめておきましょう。

11月
これからの季節の管理
 冬の観葉植物の管理のコツは、むやみに水や肥料を与えず、乾き気味に管理することです。

 11月〜3月の間は、鉢の表面が乾いてからさらに2〜3日待って水を与えます。ときどき、葉の全面にスプレーで水を噴霧(シリンジ)してやります。これは葉の汚れを落とし、空中湿度を高め、新鮮な葉の状態を保つための大切な管理です。

 この間は、肥料は一切与えません。

 
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