冬の鉢花のお手入れ
12月
購入と管理のポイント

 

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シンビジューム シクラメン ポインセチア プリムラ


シンビジューム
購入するときのポイント
さわっても株がぐらぐらしないもの。
花や花芽の多いもの。
花が7〜8分咲きのもの。
リップ(花弁)が変色したり、こすれて茶色っぽく変色していないもの。
管理
最低温度10℃くらいのところに置きます。できれば10〜20℃を保てるところがよいでしょう。20℃以上の暖かい部屋に置くと早く開花しますが、花がすぐに終わってしまいます。とくに、夜中の温度が下がりすぎないように気をつけましょう。
なるべく日光によく当てることが大切です。
鉢土が乾いたら水を与えます。3〜5日に1回程度が目安です。与えるときはたっぷりと。
株が盛り上がっている鉢は、上から水を与えても鉢の外に流れてしまいます。こんなときは、水を入れたバケツに鉢全体を8〜10分間ほどひたしてやるとよいでしょう。
肥料を与える必要はありません。
最上部の花が開いてから15〜20日後には、思い切って株元から切り取り、切花として楽しむほうが他の花や今後の株のためにはよいのです。
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シクラメン
購入するときのポイント
がっしりとしまった株。
下葉が黄化していないこと。
咲いている花だけを見て買わないで、葉の中を掻き分け、色づきかけたつぼみ、伸びかけの白いつぼみ、小さなつぼみなどいくつかの段階のつぼみがある株を選ぶこと。
細菌性の球根腐敗病や花に斑点の出る灰色かび病になっていないか注意すること。
管理
日当たりのよい窓辺に置きます。花は光の方向に向くので3〜4日に一度は鉢の向きを変えてやります。
10〜12℃程度の温度を保ちます。20℃以上の温度になると花が咲かなくなるので、温度を考えて置く場所をきめてください。
水は鉢土が乾いてからたっぷり与えます。水が葉や球根にかからないように、鉢のまわりの土にていねいに与えることが大切です。
肥料不足に気をつけます。2ヵ月に1回、大粒の化成肥料8粒程度を2〜3ヵ所に分けて与えます。
なお、購入したとき、肥料切れになっていないか注意してください。
来年も楽しむために
5月になると葉も枯れだし、8月中旬まで休眠期に入ります。この間は、原則としてかん水せず(わずかに湿らせる程度)、半日陰の涼しいところで育てます。
8月中旬〜9月上旬に少し大きめの鉢に植え替えます。このとき、古い根を切りつめ、新しい太い根を残します。
植え替えたら十分に日の当たるところで育てます。
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ポインセチア
購入するときのポイント
株元がぐらつかない。
葉が落ちていない。
苞(ほう)の枚数が多いこと。
葉や苞の色つやがよく、十分に展開していること。
管理
最低温度10℃以上が必要です。
ガラス越しの日光を十分に当てます。
水やりは、鉢土が軽く湿っている程度にします。
肥料は1000倍の液体肥料を週1回程度与えます。
来年も楽しむために
葉が落ちたら10pくらい残して切りつめ、水を切って(10日に一度軽く与える程度)室内で休眠させます。
5月に植え替え、芽が出てきたら戸外に出して育てます。
8月に新芽を10pくらい残して切ります。
9月下旬から40日以上、毎日、午後5時〜翌朝8時までダンボールの箱をかぶせて、苞が色づくまで短日処理をします。
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プリムラ
購入するときのポイント
葉や花茎が間延びせず、ガッチリしていること。
つぼみの数が多いこと。
管理
温度は5〜15℃が目安です。
日当たりが不足すると花色があせたり、花立ちが悪くなるので窓越しの日光がよく当たる明るい窓辺に置きます。
過湿になると根腐れを起こしやすいので、水は鉢土が乾いたら与えます。このとき、花や葉に水がかからないように気をつけます。
花が終わった花がらは、つけ根からナイフでこまめに切ります。同時に、いたんだり枯れたりしている葉もつけ根からナイフで切り取ります。
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