4月下旬から受精しなかった果実が落下するので、それがおさまってくる5月中旬頃に摘果します。 30cm以上の長い枝には2個の果実が、20cm前後の枝には1個の果実が、それ以下の枝には数本に1個の果実が残るようにします。
受精しなかった果実の落下がおさまってくる4月下旬〜5月下旬頃に小さな果実を間引きます。 6月上旬頃には病気や害虫から守るために、果実の一つひとつに紙袋をかぶせる大切な作業があります。 このとき、太陽光線の強弱の関係で7月に収穫する早生や中生の品種は白色、8月に収穫する晩生の品種はオレンジや黄色の袋を使います。今から準備しておきましょう。
果実を病気や害虫から守るため、袋をかけましょう。 袋は14×19cm程度の大きさの紙袋が適当です。梅雨が始まるまでに、果実1個ずつに袋をかぶせ、口を針金でしっかり結びます。
モモの代表的な品種である「白鳳」は7月上〜中旬、「白桃」は8月上旬が収穫の時期です。 いずれも果皮の緑色が抜けて美しい紅色になり、芳香が出たころが収穫の適期です。 落果直前のものがもっともおいしいので、自家用のモモは必ず木で完熟させて収穫しましょう。
12月に整枝・剪定します。剪定の方法は、短果枝(15p以下)と中果枝(15〜30p)を残し、間引き程度の剪定にとどめておきます。 直立して長く伸びた枝(徒長枝)や直立した長果枝(30p以上)を除去し、横向きに伸びている長果枝は2分の1〜3分の1程度に切りつめます。 同時に、成木1本あたり有機配合肥料3s程度を与えます。