『コミュニケーションデザイン4・地球市民のデザイン』
本体2,800円+税
ISBN978-4-86361-023-1
A4変型(263×191mm)・上製本/104頁
宗教、国籍、性別、貧富の差をこえて、地球市民としてのデザインを追求し、
東日本大震災後の防災・減災対策への可能性を検証する
「地球市民のデザイン」序文より
2011年3月、日本を襲った地震、津波、原発事故はいまだに終息の見込みがたっていない。タイの大洪水、トルコの地震、世界各地で頻発する自然災害に、人間は立ち向かう術を知らない。
国境を超え、民族を超え、宗教を超えて、また、経済や政治の枠組みを超えて地球市民の視点に立ち、地球市民による地球市民のためのデザインの可能性を探った。
本書の構成
- 風を読むデザイン
- 大地の芸術祭
- ミュンスター彫刻展
- 球体のスツールDROPS
- 笑顔のデザイン
- 犬の車椅子
- カヌーのユニバーサルデザイン
- 視覚障害者も楽しめる岩のぼり
- 月経を理解するデザイン
- もったいない
- カレーライスのお皿「スクーン」
- スープを美味しくするレンゲ
- お弁当に見るデザイン
- THINK AGEIN 菜食文化の提案
- 「SPAZIO」への期待
- ドキュメンタリー映画「京」
- スマートフォンの「アプリ」二つ
- 羽根のない扇風機
- CO2をはかる機器
- カーボンフットプリント・統一マーク
- 触知ピクトグラムサインの提案
- 愛知万博の分別ゴミシステム
- バイオテクノロジーを理解するデザイン
- エコオフィス
- 植物工場 究極の地産地消
- 工場内のアイシンエコトピア
- イタリアの市内交通制限
- ヨーロッパの都市環境保全
- Aさんの庭
- 代官山おもなしプロジェクト
- 代官山・蔦屋書店
- ふだん着のデザイナー 桑沢洋子
- 桑沢デザイン研究所
- 東京造形大学
- 世界のデザインを先導した勝見勝
- 家具によるリビングデザイン
- サスティナブル庁舎
- 災害用仮設ユニット
- 市民とともにつくるウエザーニューズ
- 防災に必要なもろさの理解
- 津波を知らせた稲むらの火
- 防災のための可視化
- 震災と原発事故の報道
- 防災デザインの可能性
- 避難誘導サイン・トータルシステム(RGSS)の開発
- 避難誘導サイン・トータルシステムのマトリックス
- 復興支援のデザイン
- アニメーション「憲法9条」
- 地雷除去機のデザイン
- ベルリンの壁崩壊20周年記念式典
- 生存は分かち合いから
おすすめしたい読者
- デザイナー
- 情報デザイン
- ビジュアルデザイン
- グラフィックデザイン
- プロダクトデザイン
- サインデザイン・絵文字など
- 建築家
- 保安・防災関係者
- 福祉関係者
- 学校・自治体・行政
- 産業界の商品開発部門
- 広告・宣伝関係者
頁見本「避難誘導サイン・トータルシステム(RGSS)の開発」
頁見本「ベルリンの壁崩壊20周年記念式典」