キュウリの塩漬

1年でも保存できるキュウリの塩漬。同じ方法でナスも漬けることができます。

漬物用のタルを2つ用意し、きれいに洗って日光にあてて消毒しておきます。

急いでいるときはアルコールで消毒してください。
1つのタルは下漬け用です。もう1つは本漬けに使います。


収穫したキュウリは新鮮なうちに下漬けにします。

キュウリの重さを計り、その15%の塩を用意します。
きれいに洗ったキュウリに塩をすり込みながら、タルにきっちりと並べ、塩を一振りして、また、塩をすり込んだキュウリを並べて、塩を振ります。
キュウリを並べ終わったら、残った塩を全部振り入れ、落とし蓋をして、漬け込んだキュウリより少し重い重石(おもし)をのせて5〜7日漬け込みます。
水が上がりにくいときは、カップ1〜2の差し水をしてください。
最初に漬け込むときは、少しまとまった量がないとうまく漬かりませんが、次々と収穫するキュウリは、下漬けのタルに漬け足していきます。
収穫したキュウリの重さを計り、その15%の塩をすり込みながら下漬けしているオケに加えます。
漬けているキュウリが増えたら、重石を増やすことを忘れないでください。
下漬けの期間は、夏期ではせいぜい7日間です。それ以上置くと白いカビが出てきますので、本漬けします。


まだ、漬かりの浅いものがあっても、十分に水が上がっていたら本漬けします。

下漬けしたキュウリの水を切り、重さを計り、その目方の20%の塩を用意します。
下漬けしたキュウリに塩をまぶしながら漬け込み、上部ほど塩が多くなるようにします。
全部漬け込んだら落とし蓋をし、重石をのせます。
重石は重いほど保存のためにはよいのですが、重すぎるとキュウリがぺちゃんこになってしまいます。必ず、落とし蓋の上まで水が上がっているように重石を調節してください。
下漬けできたキュウリは順に本漬けのタルに足していきます。
このとき、必ず下漬けキュウリの目方を計り、その20%の塩を足します。
10 漬物タルは家の北側の日光の当たらない所におきますが、その夏の気温によっては、白カビが出ることがありますので、ときどき状態をみて、白カビが出ていたら取り除いてください。


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ナスも同じ方法で塩漬けにします。違うところは、少々重い重石をのせてもつぶれないことぐらいでしょうか。また、塩に1%の焼ミョウバンを混ぜておくと、きれいな紫色に漬け上がります。
塩漬ナスは調味液漬やからし漬にしても楽しめます。


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このように塩漬けしたキュウリやナスは、1年でも保存することができます。必要なときに必要なだけ取り出して、福神漬調味液漬などにして楽しんでください。