サラダゴボウの栽培

普通のゴボウに比べて若取りするので、アクが少なく香りがよく、サラダやきんぴらに最適です。また、食物繊維も多く整腸作用があります。

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品種は「サラダむすめ」「ダイエット」などの極早生の短根種を使います。タネをまいてから約100日で収穫できます。

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日当たりがよく、排水のよい、耕土の深いところが適しています。未熟な堆肥が土中にあると根が分かれて岐根になるので、必ず完熟した堆肥を入れましょう。

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土壌の酸性が強いと根の太りが悪いので、PHが5.6〜7になるように苦土石灰で酸度を調節しておきます。

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元肥として12あたり有機配合肥料100g程度を与え、追肥は本葉3〜4枚の頃と本葉8〜9枚になった頃の2回、12あたり30gずつ与えます。

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タネまきは5月上旬〜6月中旬です。タネは一昼夜水に浸け水切りしておきます。60〜70pの畝に1条のすじまきにします。覆土は少し厚めにして軽く押さえます。

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本葉が1枚出るまでは乾燥に弱く、乾き過ぎると生育不揃いになるので、タネまき後は十分水を与えます。本葉2枚以上になると、その後は乾燥気味に育てます。本葉が3〜4枚になったとき、株間10pくらいに間引きます。

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株元の直径が1.5〜2pくらいになれば収穫できます。