セルリーの栽培

セルリーは南ヨーロッパ原産の野菜です。野菜として利用されるようになったのは比較的新しく、19世紀に入ってからだといわれています。
アピオールという特殊な芳香をもち、肉の臭みを消すのに役立ち、ビタミンAが多いのが特徴です。

§

冷涼性の野菜で生育適温は15〜20℃です。代表的な品種に「コーネル619号」、「トップセラー」などがあります。

§

5月中〜下旬、育苗箱などにタネをまきます。その後、本葉3枚の頃に4号(12p)ポットに鉢上げして育てます。

§

セルリーは水分と養分を多く必要とする野菜なので、30pくらいまで深く耕し、堆肥も12当たり2〜3sは入れてしっかりと土づくりをしておきます。
元肥は12あたり300g程度の有機配合肥料を与えます。

§

定植は8月中旬、本葉が7〜8枚になった頃、夕方の涼しい時間帯に株間40p間隔に植え、たっぷり水を与えます。その後も活着するまで水を与えます。

§

定植後80〜90日して、葉柄が大きく肥大したら株元から切り取って収穫します。収穫が遅れると葉柄にスが入るので注意します。