カボチャの栽培

おいしいカボチャをつくりながら、昨年、約20sの「ジャンボカボチャ」(飼料用、鑑賞用)をつくりました。わが国でつくられた「ジャンボカボチャ」の記録は440sだといわれているので、今年は50s以上に挑戦してみたいと思っています。

定 植

本葉3.5枚前後が植えつけ適期の苗です。よい苗を選び、晴れた日の午前中に定植します。

施 肥

元肥は有機配合肥料を102あたり1.5sを目安にして与えます。追肥は雌花の開花前と1番果が着いた頃の2回、つるの先端の位置に有機配合肥料を102あたり1s程度与えます。

整 枝

カボチャは、一般的に畝面に這わせて栽培します。つるが重ならないようにするため、1株で相当な面積を必要とします。
親づるを5〜6節で摘心し、子づるを4本伸ばす方法で整枝します。子づるの4〜5節と8〜9節に雌花が着きますが、早くから実を着けると株の負担が大きくなり、生育が悪くなるので、4〜5節の実は取り除き、8〜9節につく実を太らせるようにします。

病気と予防

カボチャの最大の病気はうどん粉病です。発生を確認したらすぐに薬剤散布します。このときにきちんと防除しておけば、1〜2回の薬剤散布で病害を抑えることができます。

玉直し

色むらをなくし、より品質のよいカボチャを収穫するためには、日光の当たっていなかった面に日光が当たるように玉直しをしてやります。玉直しは、肥大がほぼ完了する開花後25日目から収穫の10日前後までに行います。

収 穫

完熟していない若い実はおいしくないので、若取りは絶対に避けてください。果梗部がコルク化してきて、実に爪を立てても傷がつかないほど固くなったときに収穫します。